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旅の準備
世界一周の旅を決めるにあたり、『そうだ！世界一周しよう！』なんて思い立ってすぐさま
旅立てるわけではありません。世界一周をするにあたり、事前に準備したことがらをご紹介。
その１ 旅のテーマを決める
自分の好きなものを見極める
世界一周をするにあたり、頭を悩ませるのはルート作り。
『アフリカに行ってみたい！！』『絶景をみたい！！』『現地の生活に触れたい！！』
やりたいことがいっぱい出てくると思います。
まずは、自分の好きなものをピックアップしよう。
うちの場合、西回りで『有名だから』という理由で、カンボジア『アンコール遺跡』に始まり
タイ『アユタヤ遺跡』、インド『アジャンタ、エローラ』、シリア『パルミラ遺跡』
ギリシャ『パルテノン神殿』、イタリア『ポンペイ遺跡』と、ずーっと観光していきました。
その結果・・・・・・、『ふーぅん・・・』飽きてきてしまったのです。
世界一周という、非日常が日常になり、世界遺産を見て歩くことが
毎日の日課になってしまうと、日増しに感動が薄れ
なにを見ても感動しなくなってしまう。世界一周旅行者が必ず発症するという
『感動しない病』が発症してしまう。
考えてみたら、遺跡、そんなに興味なかったかもしれない。
そこで重要になるのが、『自分の好きなものを見極める』ということ
世界一周旅行者には、しっかりテーマを決めてる人もちゃんといて
世界の海でダイビングする！っていうひとや、砂漠が大好き！っていう人もいました。
やっぱり、自分の好きなことなら、飽きたりなんてしないんだよね。
有名だからとか、世界遺産だから、とかいう理由で行く場所を決めてしまうと
せっかくの旅がつまらないものに・・・なんてこともあるかもしれない。
その２ 予防接種を受ける
行く場所が決まったのなら、予防接種を受けましょう。
予防接種には、一回だけで済むものもあれば、一度受けた数ヵ月後に
２回、３回と受けたほうが、効果がでるものがあります。
うちが受けた予防接種は
| A型肝炎 ６０００円ｘ2 | 経口感染する。アジアやボリビアなど行くなら必須！ |
| B型肝炎 ４６００円ｘ2 | 血液感染が主みたい。なので、する必要はなかったかも。 |
破傷風 ２６００円ｘ2 |
土をさわっただけでも、感染する？安かったので一応。 |
| 黄熱病 ８５３０円 | 南米、ボリビア、ブラジルは必須。ブラジルは入国時、証明書も必要。 |
| 狂犬病 ６４００円 | 黄熱病を受けるのとともに受けた。念のため。 |
予防摂取は、２回以上受けなければ、ならない上にけっこう高い！
でも、安心安全のためには、是非受けていくことをオススメします。
中でも、A型肝炎は必須！屋台で普通にご飯食べるだけで、
感染なんて可能性もあります。日本って結構清潔なんだよね。
また、黄熱病の予防接種は予約が必要で実施日が週に１回。
尚且つ結構予約が取れなかったりします。
早めに摂取しましょう。
その３ ビザを取得する。
行く国が決まったのなら、ビザが必要かどうか調べる。
うちの場合、30ヵ国中ビザが必要なのは、
カンボジア、インド、シリア、エジプト、ブラジルの５カ国。
日本人は、楽で良いよねぇ！
事前の下調べでカンボジア、エジプトは入国時に取得可能ということで
事前に必要だったのは、インド、シリア、ブラジル
（シリアも、入国時のイミグレーションで取得可能だが、時間がかかるため
ヨルダンからのバス入国時、バスに置いていかれるため、事前に取得した。）
西回りのため、ビザ申請後３ヵ月以内に入国できないブラジルは
南米で取得することに。
旅がスムーズに進むよう、ビザの有無は事前に調べよう。
その４ クレジットカード、国際キャッシュカードを作る
世界一周をするとなると、長期の休みが必要です。となると会社を辞める必要も出てくるでしょう。
となると、会社を辞める前にクレジットカードを取得しておく必要があります。
うちが世界一周するにあたり、持って行ったキャッシュカードおよびクレジットカードは、シティバンク、
VISA、JCB、MaｓterCard各１枚。うちの旅での個人的感想としては、一番使えたのがMaｓterCard
二番がVISA、JCBはイマイチでした。
その5 世界一周航空券について
うちが世界一周するにあたり、使用したのがワンワールドアライアンス
世界一周航空券 4大陸券でした。
使用した感想、メリット＆デメリットを少し。
ルール
•各大陸４回まで飛行機に乗る事が出来、4大陸であれば16回まで
•事前にルート、搭乗日を決定しなければならない。
•旅行期間は最大1年間。などなど
メリット＆デメリット
メリット
•事前にルートを決定しており、搭乗日なども決定しているので
旅のモチベーション低下時、沈没時などに、
いやがおうにも次の地へと、進まねばならない。
•全ルートが決まっており、全チケットがあるため、
イギリスやインドなど、入出国の厳しい国のイミグレや、
ビザ（ブラジルビザなど）の取得が、スムーズに運ぶ。
デメリット
•事前に、ルート、搭乗日を決め無くてはいけないため
旅中、急きょ行きたい国（場所）が出来てしまった場合に対応が難しい。
ルート変更には、変更料（12000円ほど）がかかる。
•事前予約のため、搭乗時の事情に振り回される場合あり。（火山噴火、航空会社の破綻
、内乱など）うちの場合、炎上中のバンコクに戻らなければならなかったり、
メキシコに渡る直前にメヒカーナ航空が破綻した。
•季節によっては、空席状況により搭乗日の変更ができない。（特に南米では注意。
旅仲間が、ペルー リマにて、予約変更しようとしたところ、一ヶ月先まで予約がいっぱいで
変更はできない。と言われてしまったらしい。）
•各自移動（飛行機に乗らなくても）でも1カウント。
•うちの場合は、13回搭乗/36万円＝1回2.8万円の計算。（実際には
さらに2回搭乗が増えた）
旅中メヒカーナ航空が破綻。JALさんと交渉に継ぐ交渉の末、
メヒカーナ航空を使わない経由便を手配してもらうことができた。
感想としては、
短期の予定がしっかりした旅であれば、便利。
長期の旅や、気分、情勢、口コミ、旅仲間により臨機応変に行き先を変えたい人には
ものすごく不便。
使用して帰ってきた今となっては、要らなかったような気もしますが
個人的には、概ね満足しています。
玄人には必要ないと思いますが、世界一周初心者には、オススメします。
その６ 海外旅行保険に入る。
海外ではなにがおこるかわからない！！
うちは、近所の保険代理店にお願いしました。
相場的には、一ヶ月一万円くらいなんだと思います。
（うちの場合５ヶ月の旅なので５万円弱）
幸運にも、うちは大病を患うことも、盗難も、事故にも会うことがなく
無事に帰ってくることができました。
保険料金の５万円は無駄だったわけですが、
旅中、出会った旅人には、盗難（カメラなど20万相当）や入院（３０万相当）
という人がいました。
起こってから後悔するよりは、予防しておいたほうが、安心できるし
心にゆとりがもてますものね。
保険があれば、少しの不安でも、すぐにお医者さんにかかれるし、
保険がなければ、お医者さんに行くのを躊躇し手遅れになってしまうなんてことも
あるかもしれない・・・。
アドバイスとしては、世界一周は、事前の予定通りというのは
けっこうむずかしいです。 旅行期間はよほど強固な意志がないかぎり
オーバーします。（そういう、うちも予定より２週間延び、 アメリカ、メキシコは
保険が切れたまま、旅していました。今考えると恐ろしい・・・・。）
なので、保険期間は多めに設定しておくことをオススメします。
旅行先の情勢によっては、保険が下りない場合があります。
うちの場合、保険申請時に『タイでは保険が下りない』と言われました。
（2010年５月ごろのちょうどデモなどの動乱が激しかった時期）
そこらへんは、よく確認しておくことをオススメします。
高いお金を払って、保険がきかないとか、馬鹿みたいだし。
その７ 各種免許証の取得
海外で運転をするには、国際運転免許証が必要です。
うちの場合、ヨーロッパ、アメリカは、バイクをレンタルして移動。
ギリシャのサントリーニ島でもスクーターをレンタルして各所を回りました。
足があるというのは、便利なものです。
また、学生や先生は、国際学生証がとってもお得です。
エジプトなど遺跡やミュージアムでは、入場料が半額になったり
かなりお得なので取得できる方は是非！
その８ 住居は？
その当時うちは、家賃7万6千円の賃貸マンションに住んでいました。
旅行期間は、146日間の5ヶ月間。部屋はそのままにして、旅立ちました。
簡単に計算した際、76000ｘ5ヶ月間＝380000円
帰国後、新しい生活を始めるにあたり、あらたに同じ家賃の部屋を借りるとすると・・
敷金76000ｘ２＝152000円
礼金76000ｘ２＝152000円
2か月分の家賃＝152000円・・・・。
すべてを足して、 456000円・・・。
そして、無職の状態ですぐに部屋を借りることができるだろうか？
それらを、考慮すると部屋は残したままにするのが最善の選択と考えたのです。
人によっては、一年以上日本を留守にする人、実家に帰る人。さまざまだと思いますが
一例として。
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